
お掃除を忘れてしまいがちな天井ですが、天井も室内のほかの箇所と同じように、気づかないうちにホコリが溜まります。掃除することで部屋全体が明るくスッキリします。
ここでは天井の汚れの原因や、素材別に普段のお掃除の仕方を解説します。天井と一緒にお掃除しておきたい場所も記載しました。こんなところも一緒にお掃除しておきましょう。
1.天井の汚れの原因
そもそも部屋の汚れとなるホコリというものはとても軽く、空気の流れにのって舞い上がりやすい性質を持ち合わせています。そのため人の動きやエアコンの風に合わせてフワフワと舞い上がり天井などにも付着するのです。
もちろん天井の汚れの原因はホコリだけではありません。室内の場所によって下記のようなことも原因となり天井が汚れるのです。
- キッチン・ダイニングでは油煙
- リビングではタバコの煙など
- バスルームや洗面所は湿気によるカビ など
見落としがちな天井の汚れですが、内部にまで浸透してしまうとうと黄ばみやカビとなって取れなくなってしまう場合もあります。忘れがちな箇所ですが、天井も普段からお掃除するように心がけましょう。
1-1.フローリングワイパーを使うと便利!
普段のお掃除では、椅子や脚立を使いハンディーモップやハタキを使ってホコリを払います。たとえばフローリングワイパーを使用すると高い天井も簡単にお掃除できます。
フローリングワイパーを使う場合はドライシートやホコリ取り専用クロスなどをセットして天井を拭き取ります。ホコリは高い所から低い所へ落ちるので、天井のお掃除は床掃除の前にしてください。ホコリが付いては困る棚の上などには、新聞紙や布なのでかけておくとよいでしょう。
1-2.頑固な汚れには中性洗剤を使用!
落ちない汚れは、中性洗剤を薄めた液で濡らした布で汚れを浮かせて拭き取ります。そのあと固く絞った雑巾で洗剤を拭き取り、その後から拭きしてください。
たとえばクロスの継ぎ目から水分が染み込んでしまうと、クロスが剝がれてしまうので、必ずから拭きして水分をきちんと拭き取りましょう。
1-3.結露には注意!
結露が発生すると、天井の内側に水分がたまり、クロスなどにシミができ、剝がれの原因となります。さらにそこにホコリなどが吸着するとカビが発生する場合があります。
たとえばキッチンでお湯を沸かすときにでる水蒸気は結露と同じで、キッチンの天井はカビの生えやすい状態にさらされます。結露などの水蒸気を回避するために換気、除湿をこまめに行い天井の汚れの予防をしましょう。
1-4.剝がれたクロスは補修せよ!
部分的な剝がれたクロスは、剝がれが広がる前に、専用の接着剤などを使用して補修しましょう。そのままにしておくと剝がれた部分の内部にホコリが溜まってしまいます。
接着剤で補修した後は専用のローラーなどを使いしっかり押さえて空気を押し出して下さい。はみ出た接着剤は乾いた布できれいに拭き取りましょう。
2.素材別の掃除の仕方
天井に使用している素材によっても、掃除の仕方が違います。ここでは素材別に普段のお掃除の仕方をご紹介します。
2-1.ビニールクロス
天井の素材がビニールクロスの場合、日頃のお手入れはハンディーモップやはたきを使用してホコリを取り除きます。汚れが目立つ部分は固く絞った雑巾で水拭きしてください。できれば水拭きしたあとはから拭きしておくとよいでしょう。
表面に凹凸があるクロスならば歯ブラシなどを使い中性洗剤を薄めた液を浸け汚れをかき出します。そのあとは固く絞った雑巾で洗剤を拭き取ったあと、から拭きします。
2-2.布クロス
とくにホコリがつきやしいのが布クロスの天井です。日頃からこまめにハンディーモップやはたきでホコリを取り除いたり、掃除機を使用したりしてホコリを取ります。
布クロスの場合、軽く黒ずんだ汚れは消しゴムか食パンでこすって落とします。それでも落ちない汚れは、ビニールクロスと同じように中性洗剤を薄めた液を含ませた柔らかな布で汚れを抑えて浮かし取ります。その後は乾いた布でから拭きしてください。
2-3.漆喰や珪藻土など
漆喰や珪藻土、天然珪砂などを使ったコテ塗り仕上げの和風仕上げなどの天井は、柔らかなブラシでやさしくホコリを払います。
このような素材は表面が柔らかくキズが付きやすいので、固いブラシは使わないようにしましょう。また水拭きも厳禁です。
3.天井と一緒に掃除しておきたい個所!
天井と同じように忘れがちなこんな場所も、天井のお掃除と一緒に掃除しておくとお部屋がスッキリします。ぜひ普段のお掃除の項目に追加してください。
3-1.エアコンまわり
天井と壁かけエアコンとのすき間はほこりが溜まりやすい場所です。天井のホコリを取り払う時に一緒にホコリを払っておきましょう。
汚れがひどいときは固く絞った雑巾で水拭きし、その後はから拭きして水分をしっかりと取り除いてください。
3-2.天井に付いている照明器具
天井についている照明器具にもホコリがつきやすい箇所です。とくにホコリは静電気を引き寄せられくっつき合う性質があり、静電気を発している照明器具の上はホコリの溜まりやすい場所となります。
照明器具についたホコリをそのままにしておくと、照明の熱で取りにくい汚れとなります。天井のお掃除と一緒に普段のお掃除でハンディーモップなどを使用してホコリを取り除きましょう。
ガラスやプラスチック製のカバーの汚れは、それが外せるのなら薄めた中性洗剤を使用してスポンジで汚れを落とし、水洗いして、しっかり水気を拭く取りお手入れしてください。
3-3.テレビの裏も要注意!
テレビやオーディオなども静電気がホコリを引き寄せます。テレビなどの裏側の壁面についたホコリはハンディーモップなどで取り除きます。黒ずみが落ちない場合は薄めた中性洗剤の液につけた雑巾を固く絞り、軽くたたいて落とします。ここも天井と同様に忘れがちなお掃除の箇所です。
4.まとめ

見逃しがちな天井の汚れですが、月に1度はフロアワイパーを使って天井のお掃除を行うと部屋全体も明るくなり、天井をきれいに保つことが出来ます。階段や玄関など高い場所は、季節の変わり目などを目途に、ハウスクリーニングのプロにお掃除を依頼するのもおすすめです。
兵庫県神戸市にある「パイオニアサービス」は、お客様にかわり普段ゆき届かない諸所のお部屋のお掃除をサポートしています。お風呂場やレンジフード、エアコン、また手の届きにくい天井など、ご要望に合わせて幅広くハウスクリーニングをいたします。気になる汚れや、なかなかゆき届かないお掃除などお気軽にご相談ください。