
オフィスの清掃はどのように行っていますか。オフィスの清掃といってもトイレやフロア、椅子など、場所や物によって清掃方法が異なります。みなさんはオフィスの清掃をする際に、どの清掃を通常業務として行い、どの清掃を特別なタイミングで行うかの割り振りを行っているでしょうか。その割り振りに応じて定期清掃と呼ばれるものと日常清掃と呼ばれるものがあります。今回はこの2つの違いについてお話していきます。
1.日常清掃と定期清掃
日常清掃と定期清掃は、清掃の頻度によってその呼び方が異なります。
1-1.日常清掃とは

日常清掃は、主に毎日、あるいは数日おきの短いスパンで行われる清掃のことをいいます。短いスパンで行われるものであるため、大掛かりな機械や脚立を用いての高所での作業などは行わず、主にモップや雑巾、スポンジなどを使用して清掃を行います。日常清掃の目的は、日々の業務で蓄積されていく汚れやシミ、ほこりやごみなどを取り除き、オフィスの外観を綺麗に保つことにあります。日常清掃は使用する道具は比較的扱いやすいものが多いため、オフィスの従業員が業務の一環として行うところが多くなっています。
また、従業員数が不足しているオフィスの場合には、業務の一環として従業員が日常清掃を行っていると繁忙期などは業務が回らないことを考慮し、外注を依頼する企業もあります。外注した方が清掃の仕上がりが良い点や、従業員を業務に集中させるため等の理由で日常清掃を専門の業者に依頼する場合もあります。
1-2.定期清掃とは
一方定期清掃は、1か月や数か月に一度の長いスパンで行われる清掃をいいます。長期スパンで行われるものであり、専用の機械を使用しフロアのワックスがけやカーペット洗浄、エアコンなどの空調フィルターの洗浄、高所にあるガラス洗浄などを定期清掃で行います。定期清掃には特殊な道具を使用することが多く、誰にでも扱うことができるものではないため専門技術が必要となります。
また、定期清掃は、オフィスへ取引先の人や顧客といった来客が来る時間帯に行うことができません。そのため従業員の勤務外の時間に作業を行わなければなりません。従業員が定期清掃を行うとすると、専門の機械を用意する費用や使用方法の研修、業務時間外手当等、会社が負担する費用が高くなってしまいます。そうした理由から、多くの場合専門の業者へ依頼されることがほとんどです。
2.定期清掃を専門業者へ依頼する

定期清掃の専門業者への依頼を考えた場合に、気を付けなければならない点がいくつかあります。
この点を知らないまま専門業者選びを行ってしまうと、価格に見合わないコストパフォーマンスの悪い業者にあたってしまう可能性があるので気を付けましょう。
2-1.下見をした上で見積内容を提示しているか
清掃業者の中には、下見もせずに見積もりを提示してくるところがあります。そもそも下見をし、状況の確認を行わなければ適正な見積内容を提示することはできません。そのため、下見を行わずに一律でおおよその金額を提示してくる業者は避けた方が良いでしょう。後になって提示していた金額を変更された、金額に見合わない雑な仕事をされてしまったなどのトラブルに巻き込まれないためにも、見積もりの段階から業者の対応について確認する必要があります。
2-2.オフィスに合わせた清掃提案がされるか
清掃については頻度が高ければもちろん清潔には保てるのですが、その分費用がかかるので費用対効果を考える必要があります。清掃業者の利益のみを考えている業者は清掃頻度をなるべく高くしようと考えるため、清掃頻度を多く提案してきがちです。頻度が多すぎればコストパフォーマンスが下がりその分会社の収支を圧迫することになりかねません。そこでオフィスに合わせた最適な清掃頻度を提案してくるかも、良い業者であるかの判断材料になります。
2-3.専門資格を有する人が在籍しているか
清掃員の実務経験の多寡や専門知識を有しているかの判断基準として、国家資格を有する清掃員が在籍しているかがあげられます。清掃に関する国家資格には、清掃作業監督者や建築物環境衛生管理技術者、ビルクリーニング技能士などがあります。
2-4.業者が損害賠償責任保険に加入しているか
定期清掃は特殊な道具を使用することや、高所などの危険な場所を清掃するということもあり、ガラスや備品などの器物破損をしてしまうリスクはゼロではありません。こういった万が一の際に保険に加入しておらず、かつ契約書にも損害賠償に関する記載がない場合には補償してもらえないこともあるので、この点は必ず事前に確認しておきましょう。
3.まとめ

今回は定期清掃についてと、専門業者に依頼する場合の注意点についてお話していきました。定期清掃は毎日行う必要はないですが、その分定期清掃の際には、日常清掃の効果が最大限に発揮できるように念入りに行う必要があります。定期清掃が甘いと見た目だけでなく、空調や備品の劣化、オフィスの清潔感の欠如など、会社のイメージダウンにもつながりかねません。そういったトラブルを避けるためにも、依頼する清掃業者はより質の高いところを選びましょう。
「パイオニアサービス」では、オフィスのさまざまな場所や備品の清掃業務を行っています。見積もりの際には直接オフィスに伺いしっかりと下見を行った上で、無料で見積もりを提示いたします。もし定期清掃の依頼業者にお悩みの方がおられましたら、お気軽に「パイオニアサービス」までお問い合わせください。